改元と行政文書

「平成」は、1989年1月8日から始まりました。 年度でいえば、昭和63年度です。
通常、昭和63年度の文書は、翌年度当初、つまり平成元年4月1日から保存のカウントが開始されます。従って、当時の文書で残されているものは、永年保存文書か平成30年度末(平成31年3月31日)に保存期間を満了する30年保存文書、あるいは既に保存期間を満了し、歴史資料として保存されている文書ということになるでしょう。
改元にあたって、事務処理上すべきことは何か、また組織として何かすべきか否か。当時といまは、いろいろと状況が異なりますし、総務省あたりから通知も来るでしょうが、それとは別に「かつてこの団体は、どうであったか」を知っておくことには、それなりの意味があるように思います。
そして、改元に関していかなる文書が残されているかを知ることは、今回の改元に関する文書の扱いにも反映されることでしょう。

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