コロナ禍をきっかけに官民あげてデジタル化が急拡大する気配をみせており、当社と取引がある自治体の文書管理でも電子決裁システムを導入する動きがあります。これにより文書の作成・収受・保管の各工程において紙文書が当然だった光景がガラリと変わるかもしれません。
　さらに「紙からデータへ」という物理的な変化だけでなく、紙文書の管理を前提とした規程や事務手続きなども大きく見直す必要がありそうです。
　今後しばらくの間、行政文書は紙文書と電子決裁文書が混在するだろうと考えられますが、情報公開請求があった際の対応や、長期にわたる歴史的行政文書の保管などにどう対応するのか、個人的にも関心がある部分です。