保存期間を満了した行政文書の取り扱い

先日、ある自治体の職員と話をしていたら「うち(の自治体)では保存期間が満了した行政文書は、すべて翌年度に廃棄しているんだよ・・・」とポツリ。続けて「歴史的行政文書とかアーカイブという視点が、うちには欠けているよね・・・」と自嘲気味に話をされていたのが印象に残りました。
多くの市町村では過去に自治体史の編纂を行ってから50年近くが経過し、再び自治体史の編纂を計画する市町村もあるようです。
歴史的価値の評価・選別をすることなく行政文書の廃棄を続ければ、自治体史の編纂がままならないどころか、後の世代の多方面にわたって負の影響が及ぶような気がします。

PAGE TOP